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05/04/2006 Thu 21:58 |
2004嵐の後
この物語は2004年の夏、台風の後からはじまります。
すさまじい台風の襲来が続いたこの夏、伊豆修善寺は大きな打撃を 受けた。 温泉街を流れる桂川は氾濫し、道は川となり、山は地肌をさらけだし、 風が樹木をなぎ倒した。 数年、いや数十年の間ここをこれ程の嵐が訪れた事はなかった。 1958年9月27日の狩野川台風以来、そう半世紀ぶりの 大災害ある。 その日菊屋には数十人の宿泊客が不安の中、ただ天候の回復を祈り、部屋で過ごしていた。 ここ菊屋は桂川をまたぎ、川沿いに面して建っている。 川を渡る渡り廊下からは、見る見る水位の上がる川面が濁流となり迫る ![]() 渡り廊下からの風景。吊橋は旧プールへのもの。 すでに上流では、川が決壊し、さまざまな温泉施設が水害に… そして、突風が襲う。 3階建ての菊屋の建物の屋根は飛び、渡り廊下のガラスは吹き飛び、 樹齢数十年の大木が折れ施設の屋根を潰す。 従業員の適切な対応により、お客様には被害が無かったものの 多大なる被害が起きた。 そして、衰退へ。 あまりにも大きな被害、莫大な費用。 修善寺菊屋の灯を消すな! この命を受け、再建の力となるべく乗り込んだ K社。 私の勤務する会社なのです。 |
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