菊屋番頭のひとり言

「伊豆・修善寺温泉 老舗旅館 菊屋」宿屋での四苦八苦や七転八倒、喜怒哀楽・・・。            前大番頭から引継いだ文才の無い小番頭。季節の写真をまじえた迷・大奮闘紀。

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2004嵐の後

この物語は2004年の夏、台風の後からはじまります。

すさまじい台風の襲来が続いたこの夏、伊豆修善寺は大きな打撃を
受けた。
温泉街を流れる桂川は氾濫し、道は川となり、山は地肌をさらけだし、
風が樹木をなぎ倒した。

数年、いや数十年の間ここをこれ程の嵐が訪れた事はなかった。
1958年9月27日の狩野川台風以来、そう半世紀ぶりの
大災害ある。

その日菊屋には数十人の宿泊客が不安の中、ただ天候の回復を祈り、部屋で過ごしていた。
ここ菊屋は桂川をまたぎ、川沿いに面して建っている。
川を渡る渡り廊下からは、見る見る水位の上がる川面が濁流となり迫る


P1010002.jpg

渡り廊下からの風景。吊橋は旧プールへのもの。

すでに上流では、川が決壊し、さまざまな温泉施設が水害に…

そして、突風が襲う。
3階建ての菊屋の建物の屋根は飛び、渡り廊下のガラスは吹き飛び、
樹齢数十年の大木が折れ施設の屋根を潰す。
従業員の適切な対応により、お客様には被害が無かったものの
多大なる被害が起きた。

そして、衰退へ。

あまりにも大きな被害、莫大な費用。
修善寺菊屋の灯を消すな!

この命を受け、再建の力となるべく乗り込んだ K社。
私の勤務する会社なのです。
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