菊屋番頭のひとり言

「伊豆・修善寺温泉 老舗旅館 菊屋」宿屋での四苦八苦や七転八倒、喜怒哀楽・・・。            前大番頭から引継いだ文才の無い小番頭。季節の写真をまじえた迷・大奮闘紀。

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   宿は「無財の七施」

     今夜は久しぶりの夜勤勤務・・・・・・・・・
     一人、菊屋の夜を守っております。
仕事もひと段落し、他の宿のブログを見ていた所
京都の、とある宿の若女将が発信しているブログ記事に
興味を引かれました。
(実は面白くて、よく見ているのです・・・)
作家でもあり、作詞なども手掛けている五木寛之氏の講演での話です。

以下、若女将のブログより抜粋
=========================
氏は冒頭にこう言われました。
「私は旅館という仕事はとてもうらやましい仕事だと思う」と。

氏は仏教に造詣も深く、「布施」について説明されていました。
布施とは「行」であり、布施をした人に幸せがくるという考えが仏教にある。

旅館業は、「無財の七施」というものを網羅している。
それら「行」を全て行える仕事だ、旅館というものは。

「好きでこの仕事をする」というのは
一見強そうだが嫌になることもある、続かないのだ。
好きだから…楽しいから…面白いから…は自分本位だから続かない。

mission(使命感)を持って、天職・天命だと思って仕事をする。
「行」とはやらなきゃいけない。自分が何かを捧げることです、と。

仕事をしていて辛いなぁ、と思ったときは
どうぞこの事を思い出してください…と、氏は締めくくりました。

「人間はそれぞれの場所で、それぞれの行を与えられている。
布施を返していくことで行を積む。積むことで人間は成長するのだ」

そうです、旅館という仕事は家業とはいえ
ここで働くことが私に与えられた有難い「行」なのです。
===================================

いかがですか?
同じサービス業で働いている方、何か感じ入る所ありませんか?
「無財の七施」、調べました。

1 眼 施 がんせ    慈眼施ともいい、慈しみに満ちた優しいまなざしで、
                すべてに接することをいいます。温かい心は自らの
                目を通して相手に伝わるのです。

2 和顔施 わげんせ  和顔悦色施ともいいます.いつもなごやかで
                穏やかな顔つきで人や物に接する行為です。
                
喜びを素直に顔の表情にあらわしましょう。

3 愛語施 あいごせ  言辞施(ごんじせ)の別称もあります。文字通り優し
                 い言葉、思いやりのある態度で言葉を交わす
               行ないをいいます。

4 身 施 しんせ    捨身施ともいいます。自分の身体で奉仕をすること。
                身体で示すことをさし自ら進んで他のために尽くす気
                持ちが大切です。

5 心 施 しんせ    心慮施。他のために心をくばり、心底から共に喜び共
                に悲しむことができ,他の痛みや苦しみを自らのもの
                として感じ取れる心持ち。

6 牀座施 しょうざせ  たとえば自分が疲れていても電車の中で喜んで
                席を譲る行為。また競争相手にさえも自分の地位を
                譲って悔いなく過ごせることをいいます。

7 房舎施 ぼうしゃせ  風や雨露をしのぐ所を与えること。自分が半身濡れな
                がらも、相手に雨がかからないように傘を差し掛ける
                 思いやりの行為など。

     どれをとっても,人に対する思いやり,優しさに溢れた言葉であることが
     分かっていただけると思います.
     
     確かにサービス業は「好きだからこの仕事をする」は続きません。
     何の仕事でも良い事ばかりではありませんし・・・・・

     「使命感を持って、天職・天命だと思って仕事をする」
     これかも知れませんね・・・・・
     サービス業にかぎらず、他の業種も同じではないでしょうか。

     皆さん、私たちも仕事が辛くなったらこの事を思い出しましょう。

     いつになく長々と書いてしまいました。
     お付合いして頂きありがとうございます。

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つれづれに

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1 Comments

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無財の七施

これはまったく、医療者にあるべき心得です。ナースをしている私の心に響きました。忙しさにかまけて、忘れてはなりませんね。そうなんです、好きだけでは続かないですよ、ナースも。いい言葉を有難うございました。
10日に両親を連れて伺います。楽しみです。
2008/11/01(Sat) 03:34:47 | URL | HITOMI [ Edit]
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